堺市のインプラント治療
医療法人 堺美歯科
ナカノ初芝歯科クリニック

インプラントにおける神経麻痺について

24/06/18

こんにちは、堺市の歯科医院・医療法人堺美歯科ナカノ初芝歯科クリニックです。
今回は「インプラントにおける神経麻痺」についてお話します。
インプラント手術において、やはり外科的な処置であり起こり得る事として神経麻痺というものがあります。
下顎には下顎管という神経や血管が束になっているものが存在しておりその中にある下歯槽神経という神経が顔の知覚を司っています。これが麻痺してしまうと、顔の一部が痺れているような感覚が麻酔が切れたあとも残ってしまいます。
神経麻痺が起こる原因としては、
①下顎管の真上へのインプラント体の埋人時に、ドリルで下顎管を破壊し下歯槽神経を損傷する。
②埋入したインプラント体の先端が下顎管上縁の骨を破壊し、破折陥入した骨片が下歯槽神経を
 損傷する。
③下顎管周囲に骨切削やインプラント体埋入により、出血が生じ形成された血腫で神経が圧迫
 される。
④ドリルの先端やインプラント体が直接神経を穿通し損傷する。
等の原因が考えられます。
下顎管損傷以外に下顎の4番目もしくは5番目の下あたりにオトガイ孔という下歯槽神経神経の出口に当たる部分が存在し、そこを切開や歯茎を開く時に損傷してしまう事があります。
神経麻痺を起こしてしまった場合ビタミン剤の投与や神経を刺激する治療により治るケースもありますが、最悪の場合埋入したインプラントの除去が必要な場合があります。
神経麻痺を防ぐためには予防が重要です。当院では術前のレントゲン写真、CT写真を用いてシュミレーションを行い、安全性を考慮した一定の距離を神経との間に設けて埋入します。また切開がオトガイ孔に近い場合はしっかりとその位置を確認し、細心の注意を払って処置していきます。このように当院では予防を徹底しておりますので、安心して治療を受けていただけます。
(参考文献:よくわかる口腔インプラント学 第2版)
ご質問等ございましたらお気軽にお問い合わせください。
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大阪府堺市東区日置荘西町2-8-2   
TEL 072-285-1181 
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