堺市のインプラント治療
医療法人 堺美歯科
ナカノ初芝歯科クリニック

インプラントと口腔スキャナー

25/06/15

こんにちは、堺市の歯科医院・医療法人堺美歯科ナカノ初芝歯科クリニックです。
当院ではつい先日、光学印象の機械（口腔内スキャナー）を導入いたしました。
光学印象とは、口の中で固まる材料を使わずにスキャンして型取りをすることです。
従来の材料では、嘔吐反射（材料などで気持ち悪くなる反射）が強かった方は
光学印象であれば可能なことがあります。当院ではtrios5という最新のスキャナーを導入いたしました。
この口腔内スキャナーの特徴は補綴処置（被せ物やインプラント）に強いという特徴があります。
今までインプラントの型取りは、当院ではシリコン印象材という材料を使っていました。
シリコンのメリットは変形しづらいということです。しかしデメリットはインプラントの型取りの
器具の付け外しが必要なので、口をかなり大きく開けてもらう必要があることと、
固まるまで5分かかることです。特に７番目の歯のところにインプラントを入れようと思うと、
かなり口が開く方でないと型取りそのものができないことがあります。
しかし光学印象では型取りの器具をインプラントに立ててそれをスキャンするだけで良いので
時間的にも早いことに加えて、患者様の負担を減らすこともできます。
光学印象のデメリットとしては、まだ多くの歯科医院に浸透していないので症例数が少ないということです。
また、1−2本単位のものであれば精密な型取りができますが、インプラントの本数が増えると
ズレる可能性があるということです。
これらに関してはまだ光学印象が出たばかりということも関係していると思われます。
しばらくすれば光学印象が一般的になり、症例数が増え、スキャナーの精度も上がると考えることができます。
これからは口腔内スキャナーも交えて診療し、患者様の負担を減らせればと思います。
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